最終更新日:2008年4月15日
痙攣性の咳(痙咳発作)を特徴とする病気です。
全経過は2〜3ヶ月です。
カタル期
風邪症状で始まり、次第に咳の回数が増え、程度も悪化します。
潜伏期間は7〜10日程度です。
熱は微熱のことが多いとされています。
痙咳期(2〜3週間前後続きます)
痙攣性の咳 ☆短い咳が連続性におこります(スタカート)
☆続いて息を吸うときに笛の音のような“ヒュー”
という音が出ます(笛声)
回復期(2〜3週間前後続きます)
激しい発作は次第に減衰しますが、忘れた頃に咳が出ます。
※運動・興奮・笑いにより、咳は容易に誘発されます(夜間が多い)。
※咳が続くと、顔が腫れたり、嘔吐がついたり、白目が出血したり、
鼻血がでることもあります。。
マクロライド系抗菌薬を約2週間内服します。
(エリスロマイシン・クラリスロマイシン)
安静・水分補給を欠かさないようにしましょう。
消化が良くて食べやすいものを摂取しましょう。
水分補給!
咳がおさまっているときに、少量・頻回にしましょう。
においや刺激!(容易に咳が誘発されます)
たばこ・線香・騒音・飲水・食事・発声など
咳が出だしたら!
背中をたたいたりせず、手を握ったり、肩など体の一部に
手を置き安心させてあげましょう。
幼稚園・学校には行けません(欠席扱いにはなりません)。
仕事には行けません。
特有の咳が消えるまでは休んで下さい。
年齢・予防接種歴に関わらず、家族や濃厚接触者は、お薬を
10〜14日間飲むことをお勧めします。
未感染者や予防接種歴のない接触者は、薬を10日程度飲みます。
手洗い・うがい(唾液・咳・痰でうつります)。
患者様の周囲1m以内のものは汚染されているとみなします。
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