▶ 粉瘤(アテローマ)は皮膚の良性疾患(皮膚良性疾患の約30%程度)
▶ 皮膚の表皮が真皮内に入り込んで袋状の構造物を形成
→ 垢などの角質物質が中に貯留しています
▶ 男女差:なし
▶ 皮脂分泌の盛んな部位に好発
(頭部、顔面、背部、腹部、四肢、陰部etc)
▶ 中央に黒点状の開口部があり、圧迫する
と豆腐の粕状物質が出る
(不潔な圧迫で細菌感染をおこす可能性あり)
▶ 粉瘤(アテローマ)の原因は不明
▶ まれに外傷後に粉瘤(アテローマ)が出現する事あり
初期 : 症状なし
化膿 : 2~3倍に増大→赤く腫
れ上がり、痛みや膿を伴い、最終
的には破裂します
ごく希に悪性化の報告あり(中高年層の男性の臀部)
粉瘤(アテローマ)が化膿してない場合(自然治癒は望めず)
▶ 核出術 (膿疱壁の完全摘出が基本)
粉瘤(アテローマ)が化膿している場合
▶ 軽度の感染 抗菌薬、鎮痛剤により炎症が収まるのを待つ。
▶ 中等度~重度の感染(染抗菌薬で効果不十分な場合)
切開排膿(応急処置) → 炎症が消退後に膿疱壁を完全摘出。
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